なんて最低に輝いてるんだ

「なんて最低に輝いてるんだ」はロバートクラムのドキュメンタリー映画から       映画 洋ドラ カートゥーン バンドデシネ 音楽 読書 旅行 イラスト 写真 カクテルなどなどよくわかんない謎のブログ

山に登り、身体の知性を取り戻す

初めて登ったのは茨城の筑波山だった

次に登ったのは高尾山、さらに次には富士山

 

自然が綺麗だが、ひたすらに辛い

 

ただ、価値観が変わるのはいつだって突然で、思ってもみなかったところから舞い込んでくる

 

尹雄大著「身体の知性を取り戻す」では、身体は様々な観念や規範に囚われ、体が本来持っている自由さを失っているのではないかと語られている

学校で強いられる「前にならえ」の格好の効果として

 

指はまっくずに伸ばし、肘を脇にぴったりとけ、きちんとみる。

きちんとすればするほど肩はあがり、胸は突き出ようとし、手足は緊張を強いられる。そのポーズは、自分が自分でいられなくなるのうな、演出された自分になるよう迫っていた。

 

と語られる

 

学校の正しさが体から教え込まれ、思考も変わる

 

 

登山は土を踏み締め、空気を味わい、呼吸を整えながら歩き続ける原初的な楽しみであり、身体そのもので感じる世界の手触りは、「気持ちがいい」のただ一言に還元することはできない

なぜ山に登るのかという問いに答えはなく、そこにわかりやすい理由はない

理由や意味に囚われない、原初的で身体的で人間本来の楽しみの玉手箱だから山と遊ぶ

 

世界を知識でしか認識していない

言葉と知識は常に後付けで限りがある

頭でしか世界を捉えないと、それはある種の見識が狭くなる

世界そのものを世界そのままに認識にするには、身体を使って考えるほかない

 

 

今、この瞬間の経験に、評価や判断を加えず意識を向けることを目的とするマインドフルネスは呼吸を整え、意識し直すことから始まる

今ここに視点が固定される

過去は水に流し、未来は未来の風が吹く

身体を通して思考が変わる

 

身体と思考は密接に絡み合い、影響を受ける

登山もまた然り

【断片的自伝のスクラップブック】シャワーから降り注ぐ冷水、それに伴う孤独な感覚

仕事を辞めて直後、一人暮らしを始めウサギ小屋のようなアパートで机もベッドもなく、床に直に敷いた布団で夜を明かす日々を過ごしていた。

 

表向きには飄々とした面持ちで始めた収入のない一人暮らしだが、孤独な生活の始まりの夜は不安に心を支配されていた。

収入がない上、退職したことを両親に伝えてはいなかった。

ひっそりと辞め、何事も問題はないかのように初めての引越し、次の職も見つかっていない。

 

厳格とまではいわないまでも、ことキャリアにおいては保守的で厳しい父親に退職したことを伝えるのは気が引けたし、伝えたその後の生活を共にするのは多少の気まずさと恥ずかしさを感じると思った。

しかし何よりも、今いる職場から逃げ出したい気持ちが大きかった。

 

新卒で入った営業が向いておらず、いつの間にか部署が異動になり、半年間やりたくもない仕事をやり続けた。

新しく入った部署には反りの合わない人がおり、合わせたくもない人間と顔を合わせる日々、鬱屈していたといえば大袈裟だが、ここではないどこかに本当の人生があるなどと、大人になってからも青春時代を生きているかのような、おそらく勘違いだろう希望的観測にすがるようになった。

 

社会人なら誰もが感じるであろう、人生を地に足つけて歩く不安、安定イコール退屈で単調な日々という絶望感にも似た感覚と、年齢の若さから人生設計を軌道修正できるんじゃないかという感覚

 

ヨアキムトリアー監督作「わたしは最悪」の主人公は医者を目指したり写真家を目指したりと職業と目標が定まらず、彼氏と子供を作る話になっても話題を逸らして家庭を持とうとしない。

この映画に痛く共感した自分は、ボブディランのような根無し草、バロウズのような自由人、その他、他人の目を気にせず好き勝手に生きる人々に、願望の眼差しを注ぐようになっていた。

 

一人暮らしで最初に苦戦したのは、自炊、税金関係、引っ越しに伴う書類業務、そしてシャワーからだった。

古いアパートだからかもわからないが、熱湯が出るまでに時間がかかるうえ、出たとしても数分経つとまた冷水に戻ってしまう。

構える余裕なく冷水を浴びる身体的な苦痛より「ローマの休日」よろしく、人並みの生活環境から一転して冷水を浴びるような生活になってしまった精神的な苦しみの方が強かった。

 

比較的裕福な生活から打って変わって、絵に描いたような貧乏な暮らし

精神的な支えになったのは過去の哲学や思想、映画や文学などの物語や人生におけるロールモデルとなったキャラクター達だった

 

生活を立て直すため、申し訳程度にアルバイトを始めてみるのだが、ここではないどこかへの憧れの眼差しが消えることはなかった。

「Adrian Tomine」トークショー 拗らせた自意識といたたまれなさの妙味

エイドリアン・トミネの作品に初めて出会ったのは高校生の時であり、短編集「sleepwalk and the other stories」を読んだというおぼろげな記憶がある。

「sleepwalk」はトミネの初期の短編集であり、短編作品「オプティックナーブ」の一巻から4巻までを収録した単行本

若いトミネの短編群は最近の作品よりも尖りに尖っており、暗い話が多く筋書きがない、わかりやすい物語の展開がなく唐突に終わる。そのため学生時代の自分には何についての物語なのかさっぱりわからなかったのだが、自意識を拗らせた孤独な青年だったために登場人物に共感を覚えていたのかわからないが、なぜだか楽しく読めていた。

その後も「summer blonde」「killing and dying」とトミネの作品は追い続けた。

 

 

 

6月30日に神保町の三省堂書店にて、トークショーとサイン会が行われた。

その日は実家に帰る日だった。ブコウスキーのような生活をしている代償としてできた虫歯の治療のため、実家の近くの歯医者に行く必要があり、帰り道に神保町に寄る予定を立てた。

写真でしか見たことのなかった憧れの人が目の前に座り自作について語っている姿をみると、現実とは信じがたく、夢を漂っているかのような浮遊感に苛まれた。

トークショーの聴き手はトミネに少しばかり意地悪な質問を投げかけ、トミネは笑いながらそれに答える。

「長距離漫画家の孤独」に続編があるなら、この日のエピソードがあってもいいと思う。

 

 

 

yo la tengoのアルバムのジャケットアートを手がけた話や、ウーピーゴールドバーグの番組でコロナ禍の時のthe newyorkerの表紙が話題になった時の話、好きなミュージシャンはエルヴィスコステロやボブディランだが、最近は娘の影響でチャーリーxcxを聴いていること、A24でアリアスター制作「長距離漫画家の孤独」のアニメーション作品の企画があったが、何か気に入らないところがあったのか企画を潰したことなどが語られた。

話題になったニューヨーカー誌の表紙

コロナ禍でのオンラインミーティングでは立ち上がることができない。なぜならズボンを履いていないから

yo la tengoのアルバムのジャケット

コミック調で可愛らしい

 

 

 

トミネの家の近くにダニエルクロウズが住んでいたらしく、クロウズに影響を受けた話などもしていた。

ダニエルクロウズのゴーストワールドといえば映画版の監督はテリーツワイゴフなのだが、この監督はアンダーグラウンドコミックといえばこの人ともいうべき作家、ロバートクラムのドキュメンタリーも手がけている。

クラムもトミネと同じく、いやそれ以上に音楽が好きでレコードコレクターであり、「Cheap Thrills」のカバーアートを手掛けている。

 

 

実際に目の前で繰り広げられているかのようなリアルな会話や気まずい瞬間を切り取るのが上手く、どこかで実際に遭遇したりしたのではないかと勘ぐってしまうが、どこまでがトミネの経験に基づく話なのか気になる。

 

父親がヒッピー文化の洗礼を受けた音楽を聴いており、一緒に聴いていたエピソードが語られていたが、短編作品のひとつに、ディランとドノヴァンと名付けられた娘たちと、ヒッピー上がりの父親の物語がある。

トミネのようなメガネの出で立ちで売れない作家が主人公の短編などもある。

 

トミネに直接質問してもよかったのだが、時間が押していたために聞くことはできなかった。

 

初期の作品では自意識を拗らせた人間たちの孤独を筋書きなく、わかりやすいオチもない救いのない話が多かったが、「killing and dying」からデフォルメされた絵柄の短編も登場し、拗らせた人間をコミカルに描くようになり、さらにはその先に、一握りの優しさを感じるような結末までをみせてくれるようになった。

良く言えばアヴァンギャルドで、悪く言えば青臭かったトミネの作品は少しずつ洗練され、「長距離漫画家の孤独」で自分の半生を面白おかしく語ることになる。

個人的にはこの作品が一番好みで、楽しく読めた。

 

直近だと、アリアスターが制作している舞台版「killing and dying」がトミネの仕事らしいが、舞台、映画の話ではなくコミックでの新作はどんな作品を描くのか気になる。子供の頃から追いかけている作家なだけに、その次なる一作に期待を寄せている。

 

「マテリアリスト結婚の条件」を見ていないけれど恋愛の条件を語る

セリーヌソンの新作「マテリアリスト」は見ていない。見ていないのだが、「唯物論者」などというタイトルと結婚相談所で働く主人公の設定から察するに、恋愛という私的で偶然に満ちた出来事さえも、資本主義に組み込まれてしまうシステムを皮肉った物語だということは、うっすらと想像できる。

見ていないので空想にすぎないのだが、最近1年間勤めた仕事を退職し、バイト生活に明け暮れる自分のステータスをマッチングアプリなんかで提示し比較されようもんなら、おそらく悲惨な結末になることは目に見えているので、「マテリアリスト」は人をカテゴライズしたりジャッジせず曖昧な感情に任せて恋愛しようみたいな結末に持っていってくれないかなと期待している。

 

突然だがマックスウェーバーの「鉄の檻」を知っているだろうか

近代化により科学が発達し法律が整備され、資本主義が発展すると社会の動きが合理化される。それと同時に人間は合理化されたシステムにより、がんじがらめにされるというもの。

何が美しいか、何を愛するべきかよりも効率はどうか、利益はでるかを重視するようになる。

 

予定をアプリにいれたり、運動や食事を数値からする習慣は合理化の一例であり、効率よく生きねばというプレッシャーにさらされる。

 

こと恋愛においても同様で、年収、学歴、容姿など本来は代替不可能な人間関係が人間の一側面に過ぎないいくつかのカテゴリーによって比較、合理化されるようになる。

社会学者のアンソニーギデンズは外部の理由ではない、その関係自体に価値があるから続いている関係性を「純粋な関係性」と呼んだ。

 

合理化された社会の中で、なお残る不合理で複雑だけど代替不可能な関係が恋愛だったはずなのに…

 

マッチングアプリの台頭で甘い蜜を吸うのは一部の恋愛強者とアプリを運営する企業のみとなった。

だからといってアプリではなく現実世界に目を向けると、そこにも構造的な罠が仕掛けられている。

 

人間というものは自分の意識があって意思決定をしているというより、構造があり、構造によって内面化された規則に従って意思決定をする生き物なため、社会が変われば人々の思考も変わる。

 

ジグムント・バウマンの提唱した「リキッドモダニティ」は、かつての社会は個体だったが液体になったと表現した。

終身雇用の崩壊や地域の共同体、宗教や家族などかつて存在した枠組みは流動的になり、絶えず変化する社会になった。

個人主義化が進み、「大きな物語」が存在しない現代において、他人に過度に干渉することはリスクであり、人を強く否定する根拠がない。そのため人に対して優しくするが、優しさに見せかけた当たり障りのなさという無関心の現れにもみえる。

誰とも本気の関係、「純粋な関係性」になりにくい。

 

この調子じゃ社会人になると恋人どころか、友達を増やすことも難しい。

 

全てが合理化され人間が代替可能になった資本主義社会において、代替不可能なコミュニティ「サードプレイス」に入る、あるいは作ることが重要だろう。

マッチングアプリではおそらくボロカスに殺されるだろうが、弱者だからこそ偶然性に身を委ね、多くの趣味を持ち、多くのコミュニティに足を伸ばしたい。

 

おっと、君たちに少なからず希望を与えてしまったかな?

では最後にレディオヘッドの「creep」をどうぞ

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謎の休日 「プラハ書房の現在」他2本だて

 

 

謎の古本屋「プラハ書房」

日本の古本屋巡りブログ「古本屋ツアー・イン・ジャパン」で知った謎の古本屋「プラハ書房」に仕事を辞めて暇を持て余しているdudeが行ってみた

 

 

furuhonya-tour.seesaa.net

個人経営の古本屋なんて、いつ潰れるかわからない

一応2024年には店は開かれていたらしいが、その情報を最後に最新の情報はネットには転がっていなかった

 

 

 

行ってみた感想!

 

 

 

 

行ってみたものの普通に開いてなかったし、古本屋だった場所は見た目はそのままに、書道教室になってました

特に面白みも何もない話だが、そこそこな労力を消費して赴いたので、何かしら記録に残しておきたいと思ったのと、プラハ書房にこれから行こうと思っていた古本好きの野郎どものためにブログ記事にして残しておく

プラハ書房、ここに眠る

 

 

 

 

 

謎のアフリカ雑貨屋

 

アフリカ雑貨専門店があると聞き、居ても立っても居られなくなり体中がゾワゾワし始めたので、さっそく行ってみた

 

日本に住むアフリカ人たちが食品や日用品を買ってるっぽい店が多い

 

「african palace shop」というお店は映画「アフリカンカンフーナチス」に登場する「アドンコ」というアフリカの酒が買えると聞き、行ってみた

色々置いてあるが、それが何に使うものなのかまったくわからなかった

謎の魚の生首や葉っぱが百均のシールの貼られたままの瓶に詰め込まれていた

あと所々に日本の商品が売られていた

 

ちなみに俺が買ったのは、ガーナのチョコレート(300円)

身振り手振りで会計を済まし、食す

甘くも苦くもなかった

 

 

近くにはアフリカ料理専門店がいくつかあり、美味しそうなのでいつか行ってみよう

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san-tatsu.jp

 

 

謎のタバコ屋

タバコ専門店に行った

店にはお婆ちゃんが1人で仕事をしていた

葉巻やパイプ、手巻きタバコ用のシャグなど色々と売っていたが、俺が買ったのはリトルシガー(紙巻きタバコと同じくらいのサイズ、形状のもので葉巻の一種)のblack stoneのclassic vanilla

口にくわえただけでバニラの甘い香りがした

リトルシガーは肺にいれず、口腔喫煙が基本的な吸い方らしい

ちなみにblack stoneのチェリーは漫画「NANA」に登場するタバコということで有名らしい

 

 

 

 

以上

オカルティズムというカルチャーアイコンの探求

今日も今日とて仕事はダルかったが、だからといって職場のアイツをスピリチュアルな魔術で呪い殺すとか考え始めるほど精神的に追い詰められているわけでもないので、もし職場のアイツが何かしらの間違いが重なって、このブログを覗いてしまったとしても、呪い殺す予定は今のところないので安心してほしい

美味しくもなんともないストゼロを飲みながらこの記事を書いてるわけなのだが、ストゼロ文学の一つでも呟きながら、お局の愚痴で1つブログ記事を作ってもいいと思ったのだけれども、誰も読まないだろうゴミブログの誰も読まなさっぷりが加速するだけなので、それはやめとこう

ほんなら何故ゆえに、こんな突然スピっちゃったみたいなタイトルの記事を書いているかというと、魔術とか悪魔主義とかについての記事を書きたいと俺の気まぐれが囁いてくるからです

カオスなブログですから、なんでもアリなんです

 

ではさっそく、カルチャーと魔術のミッシングリンクというところで、有名どころでいうなら、ブラックサパスのオジーオズボーンは魔術師アレイスタークロウリーを題材にした「mr crowley」という曲を作っている

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アレイスタークロウリーは、イギリスの神秘主義者・魔術師で、近代オカルティズムに大きな影響を与えた人物である

性的タブーへの挑発、薬物使用、過激な儀式などにより、悪魔崇拝者の象徴のように扱われた

 

デミアンチャゼル監督の「バビロン」のタイトルの元ネタとなったであろうハリウッドのゴシップネタをまとめた本「ハリウッドバビロン」の作者であるケネスアンガーの監督作「ルシファーライジング」は、これもまたアレイスタークロウリーに捧げられた作品だ

この映像作品はレッドツェッペリンのジミーペイジが音楽を手がけたが、それはお蔵入りになり、タランティーノの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で描かれたシャロン・テート殺人事件の首謀者チャールズ・マンソンの「ファミリー」であるボビーボーソレイユが音楽を手がけた

 

 

 

60年代のヒッピーのコミューンから始まり、人種間での戦争「ヘルタースケルター」が勃発すると吹聴したカルト教団の教祖、チャールズマンソンの音楽話は他にもある

ビーチボーイズのデニスウィルソンと仲が良かった時期があるのだ

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とはいえ、破天荒なヒッピー共の集まりにすぎない彼らは仲違いをし、デニスウィルソンがマンソンに紹介した音楽プロデューサーのテリーメルチャーが破天荒なマンソンに見切りをつけたため、マンソンの怒りを買う

その後は「ワンスアポンアタイムインハリウッド」の流れと同じ

マンソンの信者たちがテリーメルチャーの家に殴り込みに行くも、テリーメルチャーは引越しており、代わりに住んでいたのは「戦場のピアニスト」や「ローズマリーの赤ちゃん」「チャイナタウン」の監督であるロマンポランスキーとその妻であるシャロンテートだった

 

マンソンファミリーに妻と、妻のお腹にいた自分の子供を殺されたポランスキーだが、実はこの人、アウシュビッツのサバイバーでもある

アウシュビッツで生き延び、監督として評価されたと思ったら、アメリカでカルト教団に家族を殺害されるというなかなか可哀想な人生を送っているポランスキーであった…

ちなみにポランスキーその後、未成年者への性的暴行で訴えられ、アメリカから逃亡、ヨーロッパを活動拠点としている

なんなんだコイツの人生…

 

 

 

 

 

アメコミ界隈でも、ウォッチメンの作者として有名なアランムーアの作品にアレイスタークロウリーの名前は、よく登場するし「バットマンアーカムアサイラム」や「オールスタースーパーマン」の作者グラントモリソンもケイオスマジックの使い手らしい

2人とも既存のヒーロー漫画を相対化して語り直したような作品が多い

ウォッチメンなんかはその代表例だろうし、グラントモリソンはモリソン視点でアメコミの歴史を振り返る「スーパーゴッズ アメリカンコミックスの超人たち」なんていう本を出していたりする

博識でインテリでコミック好きな彼らが何故魔術みたいなスピリチュアルなもんにハマってしまうのか謎である

アランムーアとグラントモリソンは長い間、魔法戦争を繰り広げていたというエピソードもあったりする

トムとジェリーみたいに仲良く喧嘩しな…

 

日本の漫画家で頭のネジが外れているヤツなら何人も知っているが、海外の漫画家もおんなじようなもんじゃないか

バンドデシネ「アンカル」の原作者であるアレハンドロホドロフスキーも、ドキュメンタリー映画ホドロフスキーのサイコマジック」で信者たちに経血アートを描かせるなどアタオカなことしてるし、宮崎駿谷口ジローブレードランナーのビジュアルに影響を与え、「アンカル」の作画を担当したメビウスだって、2度も新興宗教にハマってるというじゃないか

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ミュージシャンといいバンドデシネ作家といい、どうしようもないヤツばかりだなぁ

 

 

 

 

 

インダストリアルミュージシックバンド「スロッビング・グリッスル」の解散後、メンバーの1人であるジェネシスpオリッジは意識変容そのものを社会的に拡張するプロジェクトへと向かい、その媒体として、新しく「サイキックtv」というバンドを立ち上げ、「Thee Temple ov Psychick Youth」という魔術組織を結成する

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アレイスタークロウリージェネシスpオリッジとは打って変わって、魔術的儀式やオカルトを面白がって扱うオッサンも登場する

それがアントンラヴェイとサタニックテンプルだ

悪魔主義を謳いながら、悪魔を崇拝しているわけではなく、キリスト教のいうところの原罪を否定し、自由な生き方を説く面白哲学集団だ

 

 

 

 

 

悪魔的な音楽だの映画だの、こんなもんが流行っているからドキュメンタリー映画「サタンがお前を待っている」で扱われていたような集団パニック、サタニックパニックが起こってしまう

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きっかけとなったのは、ミシェル・スミスという女性の体験を記した「ミシェルリメンバース」という本がベストセラーになったことに始まった

精神科医ローレンスバクスターのセラピーにより、排泄物を食す行為や胎児の手足の切断など、残虐な悪魔崇拝儀式を幼少期に経験し、蓋をしていた記憶が蘇ったと告発する内容だった

悪魔崇拝者が秘密裏に儀式的虐待や犯罪を行っているという根拠の乏しい噂や告発が、メディアや捜査機関、司法、宗教団体などにより拡散されるサタニックパニック現象が起こってしまう

特に保育園や学校での集団虐待疑惑が相次ぎ、誘導的な取り調べや偽記憶の形成によって無実の人々が起訴・有罪とされる例も生じた

 

93年にはウェスト・メンフィス3事件という、児童3人殺害事件と、その後に起きた冤罪事件が起きてしまう

少年3人がオカルトやヘヴィメタル嗜好への偏見、警察の不十分な捜査などにより有罪判決を受けたものの、DNA鑑定の進展や再検証により有罪判断への疑問が高まった

 

こうして振り返ると、魔術や悪魔主義そのものが直接人を殺したり社会を壊したりしたというより、それを理解しようとせず、恐怖と偏見でラベリングした側の想像力の暴走のほうが、よほど現実に人を傷つけてきたように見える。

とはいえ、ストゼロ片手にゴミブログを書いている今日のところは、悪魔とモラルパニックよりもお局の方が、よほど手強いと思う日でした

酔いどれ東京ダンスミュージック

いつものようにベッドに転がり、鼻くそをほじりながらAmazonプライムをみていると、なかなかに自分好みそうな日本のドキュメンタリーを発見しました

「酔いどれ東京ダンスミュージック」とかいうタイトルなんですけどね

会社員として働きながらバンド活動をしているアルコール中毒のオッサンのドキュメンタリーで、この人の何が面白いかっていうと、監督がインタビューをしてもどこか要領を得ない答えしか返ってこないんです

それどころか毎度毎度眠そうで、シラフでインタビューに答えているのか、それとも飲んで酔ってそのおまけで答えているのかわからない

一応娘がいるのだが、娘からコテンパンに言われているのもまた味があって、観ていて何故だが居心地がいい

そういうフェチ

 

「酔いどれ東京ダンスミュージック」は、このオッサンの代表曲らしいのですが、それがまたいい

 

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突然話が変わりますが、この人について触れないわけにはいかないだろうということで、ずっと前からファンでした

トリプルファイヤー吉田!

トリプルファイヤーというバンドのボーカルなんですけれども、この人の歌う曲の歌詞がいいんっす

冷笑主義ロックとでもいいましょうか

でも他人のあんなことやこんなことを歌詞にして冷笑しているというわけではなく、自分が過去に犯した恥ずかしいことや、恥ずかしい感情をわざわざ歌詞にしてるというか、そんな感じ

冷笑とも違うか

まぁとにかく聴いてみてくださいな

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これが去年フジロックに出演したトリプルファイヤーの実力です

 

でもこの人の真価は、やはりYouTubeで表れていると思います

「プチ抜く吉田」を見れば、どんな人でもプチ抜けます

おすすめはbarの一日店長をやる動画です

 

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ちなみにトリプルファイヤーの曲「変なおっさん」のミュージックビデオは監督が日常の気まずい瞬間や、リアルな会話の脚本を書かせたら右に出る者はいないかもわからん今泉力哉監督

「街の上で」「愛がなんだ」の人

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ダニエルクロウズのマンガ「ゴーストワールド」の主役2人みたいな見た目の女の子が吉田に水をぶち撒けていますが、マンガでも主役2人が知らないオッサンを観察してバカにするシーンが存在します

 

吉田の、日常の超どうでもいい瞬間や感情をわざわざ掬い上げて歌詞にするスタイルは、アトロクの推薦図書月間吉田出演回を聞くとなんとなくやりたいことがわかってくるような気がします

 

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さらにさらに話は変わって、日本の四季のように移り変わって、今度は世田谷ピンポンズというフォークシンガーの話です

ピンポンズときいて複数人いるのかなと当然勘違いしてしまいますが、世田谷ピンポンズは1人の男です。今は品々という名前に改名しているわけですが、この人の魅力は見た目含めた全体的な世界観

口髭を生やしてた頃の感じが一番好きだった

 

アキカウリスマキの映画館「キノ・ライカ」で歌ったり、ピースの又吉直樹と曲を作ったりと、ユルい見た目に反してフォークソングへの熱意は凄まじい

 

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酔っ払いのドキュメンタリーの話から始まってゴニャゴニャと色んな面白人間を紹介してきたわけだが、要するに何が言いたかったかっていうと

 

これが俺の好きな世界観ってことだ!人間フェチ!