映画

「American Guinea Pig: The Song of Solomon」感想 ゴアフェスその5

4つの映画と短編1つ、トークショーが30分というゴアフェスもこれにて最後の作品 クライマックスにこれをもってくるとは ストーリーはエクソシストのグロテスクかつ神父側が1秒たりとも勝ちそうな瞬間のないバージョンみたいな感じだった 特にストーリーが…

「catcall omega violence」感想 ゴアフェスその4

これぞゴア映画って感じの映画 なのだが、時間的に寝たくなる時間なのと、ストーリーが皆無でゴア描写が単調なため、見てて疲れた 景気のいいゴア描写はとても美味しくいただいたのだが、ずっと美味しい肉を食ってると味に飽きてくるみたいな感じで、物語が…

「リブスプレッダー 悪魔の毒々禁煙キラー」感想 ゴアフェスその3

金のない、風俗嬢にストーキングしてるおっさんが、母親がタバコのせいで死んだためにタバコを吸ってる奴らを皆殺しにする映画 少しずつ主人公の装備がハイテクになっていくのがよかった サングラスタバコ悪魔みたいなキャラが可愛くていいね サングラスを取…

「犬とナマズ」感想 ゴアフェスその2

序盤は話が掴めないものの中盤キャラが揃ってくところから、うっすらわかるようになってきた 冒頭おばさんがキャリーケースから目玉とおっぱいと方がひとまとまりになった、生きる肉の塊みたいなやつが登場するところで、そのアイデアに感動した その後、や…

「2 Girls 1 Gut」感想 ゴアフェスその1

女の子が目覚めたら自分の腸がもう一人の女の子の腸と結ばれてて、ひっぱりあって殺し合う話 謎の白い空間で繰り広げられるのだが、血がいい感じに目立ってよかった なによりビジュアルがいい腸が結ばれてて白い包帯ぐるぐる巻きの姉ちゃん二人っていう スト…

「ロボットドリームズ」感想

誰も読まないと思うが、ネタバレ注意 てきとう文注意 犬が喜ぶと尻尾を振るのが可愛らしい 犬キャラならではの感情表現 犬は他の動物と異なり人間に懐くというイメージがある猫を主人公にしたらこの人懐っこそうな感じはでないんじゃね ラストで2人は別れる…

新世界東映 映画館ルポ

2本上映の映画館 階段を上がる途中、ポルノ映画のポスターがいくつも貼られている 上がると発券機とお爺さんが1人 劇場に入ると俺のもう1人おっさん 突然暗転し映画が始まる このカーテンが開いて始まると ん?音が出ない?これは不具合なのか?冒頭1分くら…

「博徒解散式」感想 時代は変わっても俺はヤクザだ!

深作欣二作品は有名どころしか見たことがない 仁義とか県警隊組織暴力とか 血と暴力を見たかったが、思ったよりそういうシーンは少なく、地味な人間ドラマだった 烏野は時代に適応し、汚い手をつかって上手く変化を乗りこなす 一方で主人公の黒木はそれに反…

俺が女装お爺さん達の発展場こと、新世界国際劇場に入らなかった理由

入る直前までいってた how to have sexって映画見たかったし、地下でやってるらしいポルノ映画も見たかった だが下調べすると、こんなことが書いてあるではないか 上映中、女装した人がしゃぶってる、ケツアナぶちこんでる 視聴環境が劣悪なのはしょうがない…

2025年期待の新作映画10選「bird」「Y2K」「the substance」「どうすればよかったか」「死に損なった男」「ハイパーボリア人」「stopmotion」「マキシーン」「ノスフェラトゥ」「ビヨンドザスパイダーバース」

まずはbird 詳細は不明だが このバリーコーガンの佇まいを見た時点で絶対面白いやつやんって思った 次にY2K y2k問題を取り上げたSF作品 こういうバカっぽい感じのA24作品もすきだ! もちろんthe substanceも YouTubeで若干ネタバレっぽいデマムーアの動画や…

「激怒」映画 感想

普通に面白かった 監督の高橋ヨシキはYouTubeチャンネルblack holeで、よく見てるので、いつも話してる鬱憤を映画に全部ぶちこんで、それに対して暴力刑事が自分の折れた手首と骨で刺し殺しながら激怒する映画だった 序盤のチンピラに土下座するイライラシー…

「哀しみのベラドンナ」映画 感想 めちゃんこ大人向けなフェミニズム映画

70年代のアニメでこのスタイルは初めてみた 水彩画のようなタッチで空白を活かしたり、かぐや姫の物語かよ しかももっとポップな話かと思いきや、見てみたらなかなかハードコアな映画だった おそらくアニメでしか表現できないであろうメッチャ抽象的なレイプ…

最近見た映画「のようなもの」「哀しみのトリスターナ」「トランスジェンダーとハリウッド過去現在そして」「由宇子の天秤」「シドアンドナンシー」「マインドゲーム」

のようなもの 森田芳光 落語家を目指す特に何も起こらないボンクラ主人公の恋愛映画 哀しみのトリスターナ ルイスブニュエル どうしたん話聞こか系優しい?貴族お爺さんと爺さんの求愛行動にこりごりしながらイケメンニイちゃんにゾッコンになる話 由宇子の…

最近見た映画、ドラマ「ザ・ペンギン」「アガサオールアロング」「グラディエーター2」感想

まずはグラディエーター2 普通に面白かったが、見る前に期待してたほどではなかった 特に前半は話が退屈で、あと自分のコンディションも悪く(ラーメン食った後でレイトショーだし眠かった)映像と合戦シーンは凄いはずなのになんかウトウトした 面白かったの…

「トラップ」映画 感想 予告は見ない方がええで

これ予告は見ない方がいい 俺は見ずに行って、そういう話なんか!?と前半が一番のどんでん返しみたいになった まあシャマラン映画の中でもトップクラスにツッコミどころの多い映画ではあるが なかなか面白い これ系の映画はハラハラするものだが今作はハラ…

「チャーリーとチョコレート工場」ティムバートンの最高傑作ってこれでよくね

もう何万回みたかわからん 今日も見てしまった ティムバートンのアタオカビジュアル満載でオモロイ やっぱ変人を魅了的に描ける作品はオモロイねん 子供たちが紫なったり平べったくなったりするけど、親の教育が原因なので、子供だけ遺伝子レベルで改造され…

仁義なき戦い 広島死闘編 代理戦争

実は広島死闘編を見る前にコロウの血レベル2を見ているのだが、この作品の上林はゴリゴリ仁義なき戦いの大友なんだな かっけー まあただ最後が普通に警察に捕まるっていうのがもったいない いいキャラなんだからもっと活かしてくれや こいつの他にもう1人、…

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」考察16 編集後記

疲れた! 15に記事を分けて考察してきたが、別にジョーカー2がめちゃくちゃ好きってわけじゃないんですよね 考察のしがいのある作品で、話題作でもあるので、ちょっと考察してみようと始めたらこのボリュームになってしまいましたよ! ジョーカー2見た直後か…

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」考察15 まとめ 今作のテーマとは

冒頭のアニメーションに全てが詰まっている。 スターになったアーサーが自分の影に人気を奪われ、奪い返しと思ったらリンチされる。 アーサーがマレーを憧れのコメディアンとしてしか見てなく、自分が批判しバカにされたことに失望し報いを受けろと殺したよ…

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」考察14 山を築くとは

ハーレイがアーサーを鼓舞するときの歌だっけ?セリフだっけ?に使われる表現、山を築こう。 フォリアドゥが妄想、夢の伝染なら山はその夢そのものだ。だが夢であり、山を築くなんて不可能、妄想なのだ。 ちなみに裁判所爆破後、前作で登場した象徴的な階段…

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」考察13 今作のタイトルがフォリアドゥなことの意味

フォリアドゥとは、フランス語で「二人狂い」を意味し、1人の妄想が他の人に感染して同じ妄想を共有する精神障害を指します。兄弟姉妹や夫婦など、密接な関係にある2人が同時に精神障害の症状を発症する状態を指します。 まずジョーカーとハーレイの関係を表…

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」考察12 エンディング曲の意味

ジョークを言わなくなった理由、歌を歌い始めた理由 エンディング曲の意味 ジョークを言わなくなった理由、歌を歌い始めた理由 冒頭のアニメーションでジョーカーはノックノックとジョークを言おうとするも、警察にリンチされ、ジョークをいうことはできない…

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」考察11 ラストシーンの意味

ジョーカーは悪のカリスマを演じ、ハーレイクインは悪のカリスマを作り上げた。 虚構の悪のカリスマ像を信奉していた名もなき次のジョーカーがアーサーを殺して終わる。 まず重要なのは、このシーンは一作目のマレーを殺すアーサーのシーンと構成がそっくり…

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」考察10 なぜ検事がハービーデント、トゥーフェイスなのか

今作の裁判の検事はハービーデント、知っての通り、バットマンのヴィランであるトゥーフェイスだ。 ハービー・デントはゴッサム・シティの高潔な地方検事だったが、裁判中にサル・マローニに酸性化学製品を投げられて顔の左側に傷跡を作る。その影響で正気を…

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」考察9 ハーレイクインが身籠った赤ちゃんの正体

ハーレイクインは中盤、アーサーとの子供を授かったということを伝える。 だが中盤、ハーレイはアーサーに嘘をついていたということが判明する。 金持ちの娘で精神科医だったのだ。 だとすると、ハーレイが子供を授かったというセリフも、ジョーカーの恋愛感…

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」考察8 なぜ看守たちはジョーカーにジョークを求めるのか

dudemans.hatenablog.com ⤴︎先にこっちを読んでくれや 序盤、看守たちはアーサーに何かジョークを言うように求む。ジョークが聞きたいわけじゃない。アーサーを笑い者にしたいのだ。 ジョークで人を笑わせるのではなく、笑われるようになったのだ。 だから求…

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」考察7 なぜジョーカーはタバコを吸うのか

ジョーカーがタバコを吸う意味 ピエロの正体 dudemans.hatenablog.com ⤴︎先にこっちを読んでくれや ジョーカーがタバコを吸う意味 序盤のインタビューで弁護士に、タバコは威圧的に見えるからやめろと指示される。ジョーカーではなくアーサーらしさを出せと…

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」考察6 昔の同僚だけがアーサーの理解者?

dudemans.hatenablog.com ⤴︎先にこっちを読んでくれや 1作目でも登場した昔の同僚が、証人という形で今作にも登場する。 小人症の彼は見せ物にされてきた歴史をもつ。見世物小屋や小人レスリングなどがそうだ。 アーサーと同じく笑い者にされてきたことを知…

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」考察5 ジョーカーはなぜ弁護士にキスをしたのか

dudemans.hatenablog.com ⤴︎先にこっちを読んでくれ ハーレイクインがアーサーのジョーカーらしさの部分にのみ惚れて、共感や愛でコントロールしているとすれば、ジョーカーの弁護士はアーサーのアーサーっぽさを信じているキャラクターだ。 精神医学の知識…

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」考察4 なぜ80年代のアメリカが舞台なのか

dudemans.hatenablog.com ⤴︎先にこっちを読んでくれ 80年代アメリカが舞台の今作はロナルドレーガンがアメリカの大統領だった時代だ。レーガノミクスと呼ばれる大幅減税、財政支出削減を実施した。強いアメリカ、小さな政府、新自由主義を掲げた。 企業にか…